くぉら

メニュー| デジラ | 意識 | 喚起 | 同意 | 頭痛 | 26 | 沙紀 | 声音 | 今日の日記 | ズー30 | バイズ31 | 倫理学 | フランク | 長谷部 | 公平 | 大志田 | ゴミ | ブルデ | 39 | 喉40 |

39

39

「う〜ん……あたしもバイトしたいけど、バイト先、あるかなぁ?」

「ロザリア君なら、僕やマナ君よりは可能性が高い。外見が人と変わらないというのは、大きなアドバンテージだからね」

 そう締め括ると、ジェスは法学部棟に向かって歩き出す。

「さて、僕は研究室に行かないとな」

「もう卒業論文書いているんですか?」

「まあね。そう言う訳でお先に失礼したいんだが」

「じゃあゴミはぼく達で捨ててきますか?」

「そうだね」

 幸一の言葉に頷き、マナはジェスからペットボトルが大量に入ったゴミ袋を受け取る。

「じゃ、燃えないゴミはぼくが」「あたしは燃えるゴミねぇ♪」

二人共両手にゴミ袋を持ち、情報処理センターよりもさらに山間のゴミ集積所に向かう。

「うわー、暗いよぉ、オバケ出そぉ〜」

「そ、そんなオバケなんて……い、い、嫌な事は言わないでよ!」

 半分泣きそうな声で幸一はロザリアに文句を飛ばす。

「あ、さてはオバケ、苦手なんだ?」

 意地の悪い笑みを浮かべるロザリアに、幸一は顔を真っ赤にして言い返す。

「そ、そうだよ。オバケは苦手だし怖いよ! 見えないんだよ?! 対抗手段が無いんだよ?! どうして怖くないのさ! どう考え」

「静かに!」

マナの緊張を孕んだ声に、幸一は言葉を切った。

「ど、どうしました?」

その様子に疑問を持った幸一が口を挟む。マナは眼を閉じ、どうやら遺伝子操作兵としての聴覚を、フルに用いているようだ。そして、その耳が何かを捉えたのかゴミ集積所のはるか向こう、森の闇を凝視した。

[PR]太もも痩せ初心者 株